原画を描く
付属のサンプル画像をご覧になって下さい。(セルペインターをインストールしたフォルダに入っています。)
描き方
普通のアニメの原画の描き方と同じです。
黒線 | 黒トレス線 | 最後に実線で出ます。 |
赤線・青線(※1) | 色トレス線 |
塗り分けの境界や、色線で出したい部分に使います。 |
黄緑・黄色(※2) |
陰影付け・メモ |
最終出力に出ません。メモなどにお使い下さい。 |
※青鉛筆トレス線には、現在のバージョンでは公式対応しておりません。(一応、対応はしています。なお、薄い青や水色、黒に近い青は、それぞれ、白紙、黒トレスと解釈されてしまうので、使わないで下さい。実際のアニメ制作現場で使われている青鉛筆は、薄くて反応しないことが多いです。)
※必ず、「黄緑」か「黄色」を使って下さい。「黄緑」です。「緑」は絶対に避けて下さい。
画材
画材は、好きなものをお使い下さい。紙はコピー用紙で十分です。
もちろん、パソコン上でペンタブレットなどで作成されても結構です。
- 鉛筆
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普通の鉛筆・色鉛筆で構いませんが、赤鉛筆は、できるだけ硬いものを利用して下さい。メモ・簿記用の赤・青鉛筆は、ボロボロこぼれるので、避けた方が無難です。(三菱鉛筆7700という硬質赤鉛筆がお勧めですが、非常に手に入りづらいです。赤はありますが、青はありません。その他、六角形の断面をした鉛筆は一般に硬いようです。)
消しゴムは、よく消えるものを。
- シャープペンシル
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黒線はシャープペンシルでも構いません。赤の芯も売られていますが、線が薄くなってしまうので、色鉛筆にした方がいいでしょう。
- ボールペン
- できれば、ゲルインクのものがいいでしょう。
- その他
- ミリペンや、漫画用のつけペンなどでも構いません。
描くときの注意点
- かならず閉じる!!
- 色がはみ出ないように、きちんと塗り分けられるようにして下さい。
- 線はゆっくり丁寧に引く
- 丁寧に引かないと、絵の仕上がりに影響が出ます。
- 原則として消しゴムは使わない
- 消し跡が残ると、絵の仕上がりが悪くなります。描き間違えたら、原則、消しゴムは使わずに、新しく描き直してください。そこまでやっていられない場合でも、十分に消すようにして下さい。
- できれば、下書き→清書→クリンナップの手順を取る
- アニメを作るときは、まず、下書きをして、それをライトボックスを使って書き写して(清書)、最後にそれをさらに書き写す(クリンナップ)という3段階の手順を取るのが一般的です。絵の複雑さや仕上がり具合によって、2段階または1段階で行っても構いません。
- 中間色は使わない
- 赤だか黄色だか判別できないような色、緑だか青だか判別できないような色など、判別不能な色は使わないで下さい。
取り込むときの注意点
取り込みは、カラーで行って下さい。
200dpi前後が適当ですが、きれいな絵を描くために、また、適切に判別するために、取り込むときは、タテヨコ各2倍以上の大きさで取り込んで、塗り終わった後に縮小することをお勧めします。