[レイヤー]-[ペイント面レイヤー]で、ペイント面を表示し、 [ツール]-[ペイントツール]が選択された状態で、 マウスでクリックして下さい。境界線で囲まれた部分が塗られます。
ペイントレイヤーを塗っている時、色がはみ出てしまうことがよくあります。
境界線に1ピクセルでも隙間があると、そこから色が漏れだしてしまうのです。
そのときは、[BS]キーを押しながら、マウスの左クリックでなぞると、
ペイントレイヤーの境界線が引けます。
それを使って、すきまをふさいで下さい。
境界修正のときは、トレス線レイヤーは消しておくとわかりやすいでしょう。
境界線を消す場合は、[BS]キーを押しながら、右クリックでなぞります。
もっとも、境界線を消すことが必要になるケースは、それほどないでしょう。
[BS]キーを押す代わりに、ツールを、[境界修正ツール]または[境界削除ツール]
にしても同じ結果が得られます。
赤い線しか引けないので、黒い線はどうやって出すのか、
疑問に思われるかもしれません。結論から言いますと、黒い線は引けません。
赤い線でも黒い線でも、最終出力の結果は全く同じなので、
黒い線を引くツールは用意しませんでした。
色トレース線を塗るときは、トレース面を表示の上、スペースキーを押しながら、
マウスで塗ってください。(言うまでもなく、黒トレース線は塗れません。)
[ツール]-[トレースツール]を選択してから、キーを押さずに塗っても構いません。
通常モード・消しゴムモード・ビットマップモードで塗ることができます。
なお、トレース線の透明度は保護されているので、変更することができません。
色トレース線は、他の部分と区別がつくよう、若干、濃い色で表示しております。バグではありません。
トレースペンの太さは、極細・細・中・太・極太の5段階のみです。
[ツール]メニューで変更できます。また、太さは、ステータスバーの5番目のパネルに、
赤と緑のマークで表示されていますが、そのパネルをクリックしても太さが変わります。
そのほか、[A][S][D][F][G]キー(普通のキーボードでは横一列に並んでいますね?)を押すと、
それぞれ極細〜極太に切り替わります。
トレース線は、完全に保護されています。ですから、
トレース線の書き足し/消去はできません。どうしても書き足しが必要な場合は、
拡張レイヤーに、ブラシか何かで塗って下さい。
消去が必要な場合は、赤トレース線に変換してから、色を塗らないで放置しておきます。
黒トレース線と赤トレース線相互の変換は[Del]キー+左/右クリックでできます。
スキャンの際のゴミや、セルペインターの判別ミスによって、
画像にゴミや汚れが乗ってしまうことがあります。
ペイント面レイヤー上のゴミは、そのまま放置して構いません。
トレース線レイヤー上のゴミは、上に書いたとおり、トレース線を消す際の要領で、
赤トレース線に変換して、色を塗らないで放置しておいて下さい。
絵の書き足しは、ペイント面レイヤーに対して、ブラシツールで行うことができます。
[表示]-[ブラシボックス]メニューか、[F7]キーで、ブラシボックスを出して、
ブラシの設定をします。そして、[TAB]キーを押しながら、または、ブラシツールを選択して、
塗るのです。
また、拡張レイヤーを使えば、トレース線レイヤーの更に上に、自由に絵を描くことができます。
この場合は、ブラシボックスでブラシを設定した後、拡張レイヤーを表示にして、
[拡張レイヤーブラシ]ツールで描きます。
※拡張レイヤーは、ver1.0で読み込むと、データが切り捨てられてしまいます。
拡張レイヤーを使ったデータを人に渡す場合は、
必ず、ver1.1以上にバージョンアップしてもらって下さい。